銀山温泉の温泉街に足を踏み入れると、誰もが目を奪われるのが古山閣のファサードです。木造4階建ての風格ある佇まいと、2階軒下に並ぶ月ごとの年中行事を描いた12枚の「鏝絵(こてえ)」は、温泉街を代表するフォトスポットとしても広く親しまれています。
古山閣が常に予約困難となっている最大の理由は、「限られた客室数」と「圧倒的なロケーション価値」にあります。本館は全館合わせてもわずか十数室ほど。特に銀山川に面した「川側客室」からは、夕暮れ時にガス灯が灯り、白銀の世界と木造建築群が織りなす幻想的な景色を部屋にいながら独り占めできます。この特別な体験を求めてリピーターや記念日旅行の予約が殺到し、数ヶ月先の予約枠があっという間に埋まってしまう現象が続いています。