創業以来の悲願である純国産大型ロケットの打ち上げ。その核心を成す「スターダスト計画」だが、足元では激しい内部抗争が渦巻いている。かつて社運を賭けて打ち立てられたこの国家的プロジェクトは、グローバルな価格破壊の波と技術刷新の圧力に直面しているのだ。
社内は二つに割れている。純国産部品の自前主義に拘泥する技術派重鎮と、コスト削減のために海外製汎用品への切り替えを迫るコストカッター派。2026年現在の最新展開においては、この路線対立が役員会を巻き込む大騒動へと発展した。ロケットの心臓部であるバルブシステムを内製にこだわるか、あるいは外部採択にかじを切るか。一歩も譲れぬ攻防が今も水面下で続いている。