道後温泉本館の現在に驚愕!料金改定と予約混雑の実態を完全解剖

道後温泉本館の現在に驚愕!料金改定と予約混雑の実態を完全解剖

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松山市の象徴であり、平成6年(1994年)に公衆浴場として全国で初めて国の重要文化財に指定された道後温泉本館。その歴史的建造物を次世代へ継承すべく、平成31年(2019年)1月15日から前代未聞の「営業しながらの保存修理工事」が開始されました。長期間にわたる工事エリアの囲いや足場は段階的に撤去され、令和6年(2024年)7月11日に約5年半ぶりとなる全館営業再開を達成。そして同年12月、全ての保存修理工事が完了を迎えました。

工事完了後の本館を目にした来訪者がまず息を呑むのは、唐破風や千鳥破風が幾重にも重なる堂々たる木造三層楼の美しさです。松山市の公式記録資料や現地関係者の証言によると、今回の工事は単なる美観の修復にとどまらず、巨大地震に耐えうる伝統工法を活かした耐震補強、白蟻被害箇所の補修、屋根瓦の全面的な葺き替えなど、抜本的な構造強化が施されました。さらに、外観の歴史的風情を一切損なうことなく、エレベーターやスロープなどのユニバーサルデザインが巧妙に組み込まれた点も大きな進化です。

しかし、利用者が最も大きな変化として実感しているのは、ハード面の刷新以上に入浴コースの再編と館内導線の抜本的見直しです。工事前は一部のコースで過密状態が生じ、文化財としての摩耗が危惧されていましたが、再開後は建物の保護と利用者の滞在満足度を両立させる厳格な定員管理が敷かれることになりました。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。