子どもの晴れ姿を一目見ようと願う保護者にとって、最も気になるのが「現地で直接参列できるかどうか」という座席問題です。学生数の多いマンモス校では、スタンド席の物理的限界から保護者の入場に一定の制限が設けられるケースが主流となっています。
多くの大学では「卒業生1名につき保護者1名(または2名まで)」とする事前登録・指定席チケット制を敷いており、スマートフォンに表示するQRコードチケットや郵送された入場整理券がないと武道館の敷地内に入れない運用が徹底されています。定員を超えた場合は抽選となる大学もあり、事前の案内通知の確認が欠かせません。
会場内に入れない保護者のために、大学側は「キャンパス内サテライト会場でのパブリックビューイング」や「YouTube等による高画質ライブ配信」を用意しています。特に明治大学や法政大学などでは、近隣キャンパスの大講堂を開放し、大画面スクリーンで式典の模様を中継するサポート体制が定着しています。無理に会場周辺で待機するよりも、通信環境の整った別会場や自宅で落ち着いて見守る選択をする家族も増えています。