事件直後、事態の深刻さに気づいたフジテレビ制作幹部や編成担当者は直ちに事態の収拾に奔走しました。当時の制作部長や編成責任者が直談判に赴き、松本人志に対してフジテレビ幹部が直接謝罪を申し入れる事態となりました。
局側としては、看板番組を失うことによる広告収入の激減と視聴率低下は何としても避けたい局面でした。しかし、松本氏の決意は揺らぎませんでした。関係者の証言によると、松本氏は「信頼関係が完全に切れた以上、この枠で純粋にお笑いを届けることは不可能だ」と告げ、局幹部からの度重なる慰留を退けました。
結果として、改編期でもない1997年11月をもって『ダウンタウンのごっつええ感じ』は電撃打ち切りという極めて異例の幕引きを迎えます。最終回の放送すら存在せず、番組は忽然と姿を消しました。この一件により、「ダウンタウンとフジテレビの断絶」という強烈な印象が業界内外に刻み込まれることになったのです。