ネット上の情報では「年中いつでも満天の星が見える楽園」のように語られがちですが、自然環境特有の厳しさを冷静に見極める必要があります。最大の盲点は気象条件と月齢です。いくらすり鉢状で光害が少ないとはいえ、曇天や雨天では当然星は見えません。さらに満月の前後は月明かりが強烈なため、観察できる星の数は新月の夜に比べて大幅に減少します。星空を目的に据えるならば、天気予報だけでなく潮汐・月齢カレンダーの確認が不可欠です。
また、通年営業を行っていることから近年注目を集める星の降る森の冬キャンプですが、安易な挑戦は禁物です。沼田市上発知町は冬季になると本格的な豪雪地帯へと姿を変えます。氷点下10度近くまで冷え込む厳冬期には、以下の点に厳重な警戒が必要です。
- 冬用タイヤ・チェーンの完全装備:アクセス道路の登坂路は凍結・圧雪路面となるため、スタッドレスタイヤの装着は絶対条件です。
- 極寒仕様のシュラフと断熱マット:地面からの底冷えは強烈です。限界使用温度がマイナス二桁対応のシュラフや電源サイトでの電気毛布活用が命綱となります。
- 暖房機器の一酸化炭素対策:テント内での薪ストーブや石油ストーブ使用時は、換気と一酸化炭素チェッカーの複数配備が義務レベルで求められます。