夜になると体が痒いブツブツの正体は?布団で悪化する原因と見分け方

夜になると体が痒いブツブツの正体は?布団で悪化する原因と見分け方

夜になると体が痒いブツブツの正体は?布団で悪化する原因と見分け方の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

「夜になると体が痒いブツブツが出るのは一体なぜなのか?」という疑問に対し、皮膚科専門医らは複数の生理現象が就寝前後に重なり合う点に着目しています。最大の要因は、自律神経のシフトと体温の上昇です。日中活動している間は交感神経が優位で血管が収縮していますが、入浴後やリラックスタイム、そして就寝時には副交感神経が優位になります。副交感神経が優位になると皮膚表面の毛細血管が拡張し、皮膚温度が急上昇します。

特に布団に入ると体が痒い原因として、寝具の保温効果による体温上昇が直撃します。血流が一気に促されると、肥満細胞からかゆみ誘発物質であるヒスタミンが分泌されやすくなり、知覚神経の末梢(C線維)を強烈に刺激します。また、運動や入浴、精神的緊張に伴って発汗を促すアセチルコリンという神経伝達物質が過剰に反応するコリン性蕁麻疹では、体温上昇時に1〜2ミリ程度の小さな点状のブツブツ(膨疹)が現れ、チクチク・ピリピリとした痛みを伴う痒みが生じます。

さらに、抗炎症作用を持つ体内ステロイドホルモン(コルチゾール)の分泌量が、サーカディアンリズム(体内時計)によって夕方から夜間にかけて最も低くなることも見逃せません。日中は抑えられていた炎症や痒みのシグナルが、夜になるとブレーキを失い、一気に表面化してしまうのです。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。