音楽理論と聞くと身構えてしまうかもしれないが、構造は至ってシンプルだ。基本となるのは以下の3つのパターンである。
1つ目は、低音から高音へ順に昇っていく「上昇型」。希望や広がりに満ちた印象を与える。2つ目は高音から低音へ降りてくる「下降型」で、落ち着きや哀愁、終焉を感じさせるニュアンスが得られる。そして3つ目が、それらを交互に繰り返す「山型(オルタネイト)」だ。揺れ動く感情や、絶え間なく波打つ水面のような美しいテクスチャを生み出す。
DTMで作曲をするクリエイターにとっても、コードの構成音を上下に分散させるだけで、伴奏の密度が一気に上がりプロクオリティのトラックへと化けるのだから使わない手はない。