今日では当たり前となったこの組み合わせだが、そのルーツを探ると日本のテレビ料理番組の存在が大きい。1950年代から続くNHKの長寿番組『きょうの料理』では、時代ごとの食生活に合わせた数多くの創作鍋が提案されてきた。特に家庭料理の第一人者である栗原はるみ氏をはじめとする料理人たちが、身近な食材を美しく美味しく魅せるアイデアを発信し続けたことが、一般家庭への浸透を後押しした。
かつては昆布だしでシンプルに煮るだけだった白菜料理が、見た目の美しさと肉の旨味を融合させた進化系へと変貌を遂げた。伝統的な和食の知恵と現代の簡便性ニーズが見事な融合を果たした結果であり、長年にわたり日本の冬を支えてきた歴史がある。