「算用数字とは何か」を一言で説明すると、私たちが日常的に見慣れている「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9」のアラビア数字そのものを指します。結論から言えば、現代の日本語において「算用数字」と「アラビア数字」は実質的に同じ数字体系を意味しており、明確な区別はありません。
では、なぜ2つの呼び名が存在するのでしょうか。それは「数字の発祥」に着目したか、「日本国内での用途」に着目したかという視点の違いにあります。世界史的な分類としてインド・アラビア圏を経由して広まった数字を「アラビア数字」と呼ぶのに対し、日本では明治時代以降、計算・勘定を行うための実務的な数字として定着した経緯から「算用数字」という呼称が広く定着しました。
日常会話や一般的な表記ではどちらを用いても意味は通じますが、法令や公用文の手引き、学校教育の指導要領などでは伝統的に「算用数字」という公的用語が使われます。