宝の地図を入手したプレイヤーの多くが直面する最大の壁が、「赤いバツ印の真ん中に立って真下を掘ったはずなのに、岩盤付近まで掘っても何もない」という泥沼の空振りです。この現象が発生する背景には、マップテクスチャの解像度とブロック判定のズレという、構造的なカラクリが存在します。
ゲーム内で手に入る宝の地図は、1ブロック単位の精密な図面ではなく、広域エリアを縮小して描画したピクセルアートに過ぎません。地図上に描画される「赤い×印」は横9ピクセル×縦9ピクセル程度の太いグラフィックで構成されており、ワールド内の実寸に換算すると約10〜15ブロック四方もの巨大な面積を覆い隠しています。つまり、画面上で「バツ印の中心に立っている」と認識していても、内部データとしては目標地点から5ブロック以上離れた場所を掘っているケースが頻発するのです。
さらに、埋もれた宝のチェストが生成される深度(Y座標)の仕様も混乱に拍車をかけています。通常、チェストは地表の砂や砂利の直下1〜4ブロック程度に埋没しますが、地形生成の乱数によっては、露出した砂岩層のさらに下、あるいは浅瀬の海底粘土層や水没した石ブロックの隙間に埋もれることがあります。「砂を2、3段掘って出ないからここではない」と早合点して横に掘り広げてしまう行為こそが、砂浜を荒涼としたクレーターに変えてしまう根本原因です。