薄いメガネフレームが選ばれる理由と罠|強度・似合う顔型を徹底検証

薄いメガネフレームが選ばれる理由と罠|強度・似合う顔型を徹底検証

薄いメガネフレームが選ばれる理由と罠|強度・似合う顔型を徹底検証の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

インターネット上の掲示板やSNSで頻繁に交わされるのが、「薄型フレームは少しぶつけただけですぐに曲がるのではないか」という耐久性への不安です。結論から言えば、現代の構造力学と素材工学に基づいて設計された正規品であれば、薄いからといって日常使用で簡単に破損することはありません。

薄型フレームが壊れやすいと言われてきた主な原因は、過去の安価なニッケル合金製フレームにおいて、細身化に伴う金属疲労やロウ付け(接合部)の剥離が多発した歴史にあります。しかし現在、国内眼鏡フレームの約9割以上を生産する福井県鯖江市をはじめとする先進工場では、素材の分子レベルでの改良が進んでいます。

その筆頭が「純チタン」および「β(ベータ)チタン」です。チタンは鉄の約2倍の引張強度を持ちながら重量は約6割という並外れた比強度を誇り、耐食性(サビにくさ)や生体適合性(金属アレルギーの起こりにくさ)にも優れています。とりわけバネ性に富むβチタンを採用したテンプルは、外側に大きく開くような過度な力が加わっても元の形状にしなやかに復元するため、極細の構造でありながら日常の着脱ストレスを完全に吸収します。

また、樹脂フレームの領域でも、JINSの「Airframe」シリーズなどに代表される航空宇宙用ポリエーテルイミド(ウルテム素材)の薄肉成型技術が飛躍的に向上しました。柔軟性と復元力を限界まで高めた結果、「薄型=華奢で脆い」という従来の定説は完全に覆されています。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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