福岡市が進める「福岡城・鴻臚館エリア基本構想」に基づき、鴻臚館跡周辺は段階的な史跡整備と復元事業が進行しています。
短期・中期計画として進められているのは、発掘調査データの一般公開拡充と、VR・ARを活用したデジタル復元体験の高度化です。スマートフォンをかざすと、芝生広場の上に古代の朱塗りの柱と瓦屋根を持つ鴻臚館の回廊が浮かび上がる実証展示が導入されており、訪日外国人観光客や教育旅行層からの評価を集めています。
長期的には、遺構保護を最優先としつつ、一部の建物群や庭園の立体的な復元、より大規模なガイダンス施設の再整備が議論されています。平和台球場時代の記憶を後世に伝えるメモリアル要素と、古代アジア外交の拠点を可視化するプロジェクトの融合が図られています。