にゃんごすたーのドラム演奏が動画サイトやテレビ番組で取り上げられるたび、Twitter(現X)や掲示板ではにゃんごすたー正体をめぐる激しい推理合戦が繰り広げられてきました。その中でも初期から根強く囁かれていたのが、「有名バンドのプロドラマーが覆面で叩いているのではないか」という仮説です。
候補として真っ先に名前が挙がったのが、凛として時雨のピエール中野氏や、LUNA SEAの真矢氏、さらにはマキシマム ザ ホルモンのナヲ氏といった日本を代表するトップドラマーたちでした。しかし、これらのトッププロ説は早い段階で否定されています。ピエール中野氏は自身のSNSで驚嘆のコメントを寄せつつも自身ではないことを明確にし、後にイベント等で共演を果たしたことで「完全な別人」であることが証明されました。
音楽専門誌のライターや地元のバンド関係者への取材を重ねると、浮かび上がってくるのはまったく別の像です。関係者の証言によると、その主たる人物像は青森県黒石市周辺を拠点に活動していたローカルバンドのドラマー。ヘヴィメタルやハードロックに深く傾倒し、10代の頃からスタジオに籠もってダブルフットペダル(ツーバス)の連打を極めていた男性ミュージシャン(地元ファンの間では特定のバンド名や愛称で語られる人物)が、誕生のキーマンと目されています。
公の場でにゃんごすたー素顔が晒されたことは一度もありません。しかし、演奏時のフォーム、スネアのリムショットの当て方、右手と左手のルーディメンツ(基礎奏法)の癖をドラム講師やスタジオミュージシャンが分析した結果、一貫して「長年スラッシュメタルやプログレッシブロックを叩き込んできた職人肌のドラマーの手癖」と完全に一致していることが確認されています。