放送当時から現在に至るまで、SNSやネット掲示板、音楽配信サイトに寄せられたリスナーの反響を検証すると、この楽曲が辿った劇的な評価の変遷が見えてきます。
放送開始当初(2015年1月)のネット上の第一声は、実は賛否両論が入り交じるものでした。前期OP『STAND PROUD』が王道の疾走感あふれるロックだったのに対し、『その血の記憶』は重厚でダーク、かつ変拍子を多用したプログレッシブな構成だったため、一部からは「難解すぎる」「キャッチーさに欠けるのではないか」といった声も上がっていたのです。
しかし、エジプトの砂漠を進む承太郎一行の死闘が激しさを増し、花京院やアヴドゥル、イギーらの壮絶なドラマが積み重なるにつれ、視聴者の受け止め方は180度転換しました。
当時のSNS実況やファンのコメントを振り返ると、以下のような熱狂的な声が多数を占めるようになりました。
「最初は重い曲だと思ったが、DIOの館に近づくにつれてこの曲の不気味さと壮大さ以外考えられなくなった」
「3人の声がぶつかり合うサビを聴くだけで、全員が命を懸けてカイロに向かっている覚悟が伝わってきて涙が出る」
「カラオケで歌おうとすると難易度が狂っている。3人の技量がどれほど凄まじいか思い知らされた」
物語が佳境へ向かうにつれて視聴者の心情と楽曲の持つ重圧感が完全にシンクロし、「エジプト編のOPはこれ以外にあり得ない」という絶対的な信頼と評価が定着していったのです。