かつての披露宴における高砂席といえば、会場全体を見渡せるよう一段高い壇上に長テーブルを配置し、金屏風を背にする重厚なスタイルが主流でした。しかし現在のウエディングシーンでは、新郎新婦とゲストが同じ目線で語り合える開放的なレイアウトが圧倒的な支持を集めています。
その代表格が「高砂ソファ」スタイルです。テーブルを挟まずに二人掛けのソファをメインに据えるコーディネートには、従来の形式にはない数多くの魅力が存在します。
第一に、新婦のこだわりのウエディングドレスや和装の足元まで、美しい衣装の全体像が隠れることなく写真に残せる点です。第二に、テーブルという物理的な仕切りがなくなることで、ゲストが気軽に駆け寄って隣に腰掛け、自然体で記念撮影を楽しめるアットホームな空間が生まれます。
最近の高砂の装花アイデアとしては、パンパスグラスやユーカリを取り入れたボーホー・ナチュラルテイストや、アクリルスタンドと間接照明を組み合わせたミニマルモダンな装飾が人気を博しています。二人の個性やテーマカラーを余すところなく表現できる自由度の高さが、高砂ソファの大きな強みです。